俳句と言いますと、575と指折る姿が浮かびます。これは、定型俳句です。これもとても素晴らしいものですが、俳句は定型俳句だけではなく、自由律俳句というものもあります。知っている人は少ないと思いますが、こちらの俳句も素晴らしいものです。
是非、尾崎放哉、種田山頭火、住宅顕信などの句を読んでみてください。
私が、自由律俳句に入門させていただいたきっかけになった句は、放哉の
「入れものがない両手で受ける」
の句でした。この句を読んで、雷に打たれたように感動しました。
また、「句づくりは人づくり」とも言っています。それは道徳的になるというものではなく、自然な生き方から句を作っていく道です。
(令和2年6月14日記)